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2005年9月26日(月)をもってtakadawataru.comのBBSは閉鎖しました。現在は過去ログの閲覧のみとなっております。

ねこのねごと 投稿者:kanako 投稿日:2005/08/15(Mon) 12:25 No.2532   <Home>
高田渡の曲をカバーしよう!
友達とそんな話になり、何の曲がいいか検討した結果、「ねこのねごと」をやることにしました。
渡サンの独特の声と曲をどうしたら自分なりにアレンジできるかを考えました。
そして出来た曲が音楽配信ポップウイルスというサイトでダウンロードできるようになりました。
もしお暇でしたらぜひダウンロードして聴いて見てください。
そして、渡さんをこよなく愛するみなさんから感想などいただけたらとてもうれしいです。
とても私的なことでここに書き込みをするのをためらいましたが、やはり作ったからには聴いてもらいたいとおもいきって書き込みました。やさしい気持ちでお願いします

音楽配信ポップウイルス>>>
http://www.geocities.jp/maquaroni_record/popvirus/popvirus0index.html


「石」 投稿者:ec 投稿日:2005/06/19(Sun) 23:37 No.2314 
『石』では暖かく、『ねこのねごと』では力強く、
歌詞も変化をつけて歌っていますね。

「石」(『石』)−聴きとり−

季節季節が素通りする
来るかと思って見ていると
来るかのように見せかけながら
僕が居る
代わりにというように
街角には誰も居ない

無駄骨折に
まみれて座っていると
これでも生きているのかと
思うのだが

季節季節が素通りする
着ている毎日
見返れば僕はあの
あの頃からの浮浪者

季節季節が素通りする
着ている毎日
見返ればボクはあの
あのころからの浮浪者

「石」(『ねこのねごと』)

季節 季節 が素通りする
来るかと思って見ていると
来るかの様に見せかけながら
ボクが居るかわりにと言う様に
街角には誰もいない

ムダ骨折にまみれて座っていると
これでも生きているのかと思うのだが

季節 季節 が素通りする
まるで生きすぎるんだというかの様に
いつみても ここに居るのは僕なのか

季節 季節 が素通りする
着ている毎日
見返れば 僕は
あの頃からの浮浪者

季節 季節 が素通りする
まるで生きすぎるんだというかの様に
いつみても ここに居るのは僕なのか



4つの石と4つの季節 tomo - 2005/06/20(Mon) 22:28 No.2324 

(私が知っている範囲の話ですが)「石」という曲は、アルバム「石」」と、アルバム「ねこのねごと」以外に、
アルバム「獏」に収録されている「石」と、「春一番’73」に収録されている「石」とがあります。
つまり、合計「4つの石」が録音されている事になります。
「春一番’73」では、「ねこのねごと」に近い歌詞で、アルバム「獏」では、アルバム「石」に近い歌詞で唄われています。
そして、この「4つの石」はそれぞれ曲のアレンジがまったく異っています。
それぞれの「石」には、4つの季節のようにそれぞれの輝きがあります。例えば‥。
   ○春‥春一番’73 ○夏‥アルバム「獏」 ○秋‥アルバム「石」 ○冬‥アルバム「ねこのねごと」

さて、この「石」の歌詞にあるように、渡さんにとって季節は「素通りする」だけのものだったのでしょうか?
私はそうは思えません。そう思いたくないのかもしれません。
私は渡さんの唄から、日本の4つの季節をそしてその温度や湿度までも感じることができます。例えば‥。
   ○春‥自転車にのって ○夏‥ブラザー軒 ○秋‥秋の夜の会話 ○冬‥火吹竹
もうすぐ、「ブラザー軒」の夏が来ます。

ecさんへ
「石」の歌詞がアルバムによって異なっているというのは、面白いですね。気付きませんでした。


Re: 「石」 ec - 2005/06/20(Mon) 23:23 No.2325 

tomoさんへ
ありがとうございます。「石」には、4つの季節のようにそれぞれの輝きがある・・うーん、なるほど確かにそうですね。ほかの曲もそのような味わい方をしてみましょう。

渡さんの新しい歌は、もう二度と生まれてこないので、一曲一曲を
自由に、しかし、じっくり聴いていきたいと思います。


Re: 「石」 ??? - 2005/06/21(Tue) 14:49 No.2327 

tomoさんは一貫して、「ねこのこごと」っておっしゃるんですね。何かわけでも?
私は、『あのね、あの世は、なかなか来んな。』ってとこの渡さんの歌い方が好きです。これぞ至芸!って思います。


「ねこのねごと」 tomo - 2005/06/21(Tue) 21:29 No.2332 

???さん。だめですよ。そんな「ネタフリ」しては‥。こういうのを「猫にマタタビ」って、言うんですよ(笑)。
私、大好きなんですからこの唄。ええと、まず「ねこのねごと」の歌詞から‥。

「ねこのねごと」 歌詞:木島始

のんき のらねこ ねごとを ぬすむ
あの‥‥
あのね あのよは なかなかこんなあ

のんき のらねこ ねごとを ぬすむ
あの‥‥
あのね あのよへ みちくねくねねえ

のんき のらねこ ねごとを ぬすむ
あの‥‥
あのね あのよに ねずみみえんねえ

のんき のらねこ ねごとを ぬすむ
あの‥
あのね あのよは ねむすぎますなあ

目で見ても楽しい詩ですよね。歌詞はこれで全部です(歌詞カードにもこのまま表記されています。)
たったこれだけなんですけど、この唄には不思議な魅力があるんですよ。

唄は「のんき のらねこ ねごとを ぬすむ」で始まります。
そこから、ちょっとこの唄の不思議な魅力を分解してみます。
1.「あの‥‥」
  「あの‥‥」のあと、いったん、詩が途切れちゃうんですよ。
  ボールを空中に放り投げるように、歌詞が無くなっちゃうんですよね。
  で、聞いてる方は、「あれっ」って思うんですよ。
2.「あのね」
  そのあと「あのね」って、始まります。
  「あのね」って、言う言葉は、非常に私的な印象を受ける言葉ですよね。
  子供がお母さんに秘密を打ち明けるような、緊密な関係を想像します。
  その「あのね」を「あの‥‥」の後の歌詞の空白のあとで、渡さんから言われると
  「何でしょうか?」って、耳がダンボになっちゃうんですよ。
3.「あのよは なかなかこんなあ」
  で、耳がダンボになったところで、「あのよは なかなかこんなあ」ですよ。あの渡さんの声で。
  この曲の不思議な流れの中で、渡さんにそう唄われるとまいっちゃうんですよ。

それから、1.2.3.すべて、「あ」で始まるんですよね。
これで言葉にリズムができるというか、「音」としても、楽しい詩になっていると思うんですよ。
???さんが言われるように、唄い方ももちろん「これぞ至芸」なんですけど、
それ以前に、この詩に、こんな風に曲をつけた作曲家の渡さんは凄いですよね。
通常の作曲家ではなくて「言葉を生かす」作曲家として。

ええと、変な理屈をつけるより、曲を聴いたほうが楽しい訳で、この「ねこのねごと」はアルバム「ねこのねごと」は当然ですが
「Best Live」「タカダワタル的」にも、収録されています。それぞれ、違った魅力があってみんな「オススメ」です。

PS:ええと、なんだか新しい「詩のコーナー」みたいになってきたんですけど‥。私はこんなことやってていいんでしょうか(笑)


Re: 「石」 ねこ - 2005/06/21(Tue) 22:44 No.2335 

「ねこのねごと」ではないでしょうか?


ねこさんへ。訂正します(汗)。 tomo - 2005/06/21(Tue) 22:49 No.2336 

ねこさん。済みません。「ねこのこごと」ってヘンですよね(笑)No.2324とNo.2332を訂正します(汗)。
正直に言います。どういう訳かずーっと「ねこのねごと」のことを「ねこのこごと」って思い込んでました。
でも「ねこのこごと」ってちょっと聞いてみたいと思いませんか?

PS:「ねこのこごと」で検索したら7箇所も見つかりました。訂正が大変でした(笑)。


Re: 「石」 ??? - 2005/06/21(Tue) 23:13 No.2337 

積年の疑問が氷解して、すっきりしました。
ねこさん、ありがと。


「生活の柄」  tomo - 2005/08/15(Mon) 01:10 No.2530 

久しぶりに「生活の柄」を聞いて、投稿したくなりました。では「生活の柄」について。少し長くなりますけど‥。
この唄は不思議な唄です。
歌詞は、浮浪者が秋になって野宿出来なくなった、という情けない内容です。
なぜ、こんな唄が渡さんの代表曲なのか?
なぜ、こんな歌詞の唄が支持されるのか?
そして、なぜ私はこんな歌詞の曲から希望のようなものさえ感じるのか?
それが私のこの曲を最初に聞いたときからの疑問でした。山之口貘の原詩はこんなです。

「生活の柄」         詩 山之口貘

歩き疲れては、
夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝たのである
草に埋もれて寝たのである
ところかまわず寝たのである
寝たのであるが
ねむれたものでもあつたのか!
このごろではねむれない
陸を敷いてはねむれない
夜空の下ではねむれない
揺り起こされてはねむれない
この生活の柄が夏むきなのか!
寝たかとおもふうと冷気にからかわれて
秋は、浮浪者のままではねむれない。

この「生活の柄」はアルバム「ごあいさつ」,「渡」,「獏」,「BEST LIVE」そして「タカダワタル的」に収められています。
初期の「ごあいさつ」ではかなりゆったりとしたテンポで唄われています。
曲を聴いた印象は、原詩に近い浮浪者の「疲れ」や「嘆き」といったものです。

しかし、後期に録音されたものでは、曲の印象が大きく異ってきます。
「ごあいさつ」の「歩き疲れた」ような感じのゆったりとしたリズムの曲が、後期に録音された「生活の柄」ではテンポが少し速くなり、「歩いている」状態そのものを唄っているようなリズムの曲に変化しています。
(私には「BEST LIVE」のTUBAが奏でる低音のリズムが「歩いている」テンポのように思われてなりません。)
そして、曲の印象もそれほど前向きではないにせよ、「しょうがないなあ」といったような少し肯定的な印象さえ受けるものとなっています。
これは、いったいどういう事なのででしょうか?私はこんな風に思います。

この曲の歌詞には、夢も希望も表現されていません。
しかし、長くこの唄を唄い続けているうちに、渡さんの中でこの唄の意味が次第に変化していったのではないか?
「歩き疲れた」浮浪者の嘆きが、「歩き続ける」希望のようなものに次第に変化していったのではないか?
渡さんは、人生いろんな困難があるにせよ「しょうがないなあ」といった感じで、この唄とともに、淡々と「歩き続けよう」と思っていたのではないか?「唄い続けよう」と思っていたのではないか?
それが、私がこの曲から希望のようなものさえ感じる理由なのではないか?

私はこの曲を聴くと渡さんが、淡々と歩いている姿を思い浮かべます。
そして、私もそんな風に人生を淡々と歩き続けられたらいいな、と思ったりします。
「しょうがないなあ」なんてぼやきながら‥。

PS1:
今回の文章はかなり無理があります。歌詞に書かれていない事を自分が曲から受けた印象だけを根拠に語ろうとしているからです。
相変わらずの勝手な解釈をお許しください。
PS2:
語り尽くされている事なのかもしれませんが、この詩の「夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝た」という表現はたまらなく良いですよね。


ゴキブリ退治 投稿者:w 投稿日:2005/08/14(Sun) 09:58 No.2525 
寂しいけど...
このBBS、閉鎖しましょ


Re: ゴキブリ退治 toko - 2005/08/14(Sun) 11:34 No.2526 

閉鎖は寂しすぎます…。できれば避けていただきたい。
それにしても、他のBBSではこれほどこんなバカみたいな広告(↓)はひどくないように感じますが…。
ここは比較的多いですよね(そんなことはないですか)?
なぜでしょう?なにか対策はないのでしょうか?


悲しくなるよ... 投稿者:w 投稿日:2005/08/12(Fri) 17:14 No.2516 
↓君たち


Re: 悲しくなるよ... ヒロロ - 2005/08/12(Fri) 22:31 No.2518 

ほんとうに…。
この掲示版は、渡さんが大好きな人たちのためのものです。
わたしも毎回楽しみに開くのですが、こんなものが(↓)あると、情けない、嫌な気持ちになります。
人間として、恥ずかしくないのかな…。


Re: 悲しくなるよ...  - 2005/08/13(Sat) 00:23 No.2519 

本当ですね・・・管理人さん、すぐ削除お願いします。


8月6、7日 山形県白鷹町へどう・.. 投稿者:しらたか的音楽映画塾 投稿日:2005/07/30(Sat) 12:35 No.2491   <Home>
「しらたか的音楽映画塾」8月6日(土)7(日)開催 会場:山形県白鷹町
内容を見ると「何でこんな田舎町に、こんなに凄い人達が集まるの?」と思われるはずです。

昨年のこの企画に高田渡さんの出演がありました。
今年は「タカダワタル的」上映後、小室等さんと桝井省志さんから追悼の意味をこめたトークを頂きます。
昨年のライブやトークの様子も上映される予定です。とても貴重な映像です。

どうぞ山形に遊びにいらしてください。詳細は下記ブログにて。


Re: 8月6、7日 山形県白鷹町へ?... やまがた人 - 2005/08/01(Mon) 00:45 No.2499 

山形出身で現在関東に就職している者です
すてきなイベント、地元(ワタシは最上地方ですが)で行われていることにちょっと感激したので書き込みいたしました
ぜひいろんな方に来ていただきたいですね
ワタシは帰省時期がずれてるので行けません 残念・・・

いつか故郷山形で渡さんが歌ったという、去年の映像が見られたらいいなと思います。


やまがた人さんへ しらたか的音楽映画塾 - 2005/08/02(Tue) 23:10 No.2504   <Home>

やまがた人様、返信有難うございます。
渡さんの事を全く知らなかった私が、昨年の渡さんとの出会いが会って、改めて凄い方を山形白鷹町にお招きしたんだなぁと実感しております。去年渡さんと会話できたことが夢のようです。
しらたか秘蔵映像は何処かで是非お見せできる機会を設けたいですね。
山形、頑張ってますよ!
来年この企画がありましたら是非、休暇を早めに申請してください。
大人の夏休みです!


ありがとうございます やまがた人 - 2005/08/08(Mon) 23:54 No.2510 

来年もぜひ開催なさってくださいね
友達誘って見に行けるようにします!
山形は映画祭もやってますもんね なんだかうれしいです
ホームページのレポートも楽しみにしています!

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